歯科・医療分野における極小部品の課題解決事例
涙道内視鏡コネクタ部のチャック改善
細径内視鏡画像コネクタ部の改良
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既存製品の涙道内視鏡に使われるコネクタ部分の市場において現状出ている問題についてチャックの機構の改善提案例です。
細径(注射針並みの細い)内視鏡の画像コネクタ(雄)と画像表示装置の画像コネクタ(雌)の接続部分が緩みやすいのという課題でした。画像コネクタ(雌)の固定力が不足しているのが原因と考えました。そこで、接続部分が緩まないコネクタ部を開発することができれば、接続部分が緩んだときの再固定の作業を無くすことができます。
よって今回の課題に対しての目的は下記となり
(1) 繰り返し接続してもコネクタ部が緩まないこと。
→再固定の作業を無くすことができる。
(2) 軽い力でコネクタ部が固定できること。
上記を改善した結果 客先より下記のような回答が得られました
締め付けに必要な力量測定:従来品1.25Kgf 試作品1.25Kgf
増し締めした際の頂点の回転距離:従来品1mm 試作品3mm
「締め付け具合が軽くなっていて女性ユーザーが使用してもしっかり締められると思う」
以上のことから感覚的にも技術的にも従来品よりいい物になっていると判断しました。