難削材(医療用)

チタンとは

チタンは、元素記号 「Ti」で表される銀灰色の金属です。
チタン材料は、主に純チタンとチタン合金の2種類に分けることが出来ます。
手術用器具、ペースメーカー、歯科材料、車椅子、ステッキ、ピンセット、インプラント、ボーンスクリューなど医療系にもよく使われる部材です。

サージカルチタン インプラント

 

チタンの特徴とメリット

軽い
重さは銅やニッケルの約2分の1、銅の約6割
強い
強さはステンレス鋼を上回り、アルミニウムの約3倍の強度
錆びにくい
耐食性は多くの場合ステンレス鋼と比較しても極めて優れており、特に海水に対しては白金に匹敵

 

医療用チタンとは

サージカルチタンとは

サージカルチタンとも呼ばれますが決まった規格はありません。
チタン合金は、医療用だけではなく、原子炉や熱交換器部品にも多く使われますが、ニッケルを含んでいないため、生体に対してアレルギーが発生しにくいのが特徴です。
現存する金属の中で最も人間の体に対する耐アレルギー性が高く、耐食性も優れています。無害性、生体適合性は、他金属に比類が無く、人体に優しい金属といえます。

医療用には他にステンレスもよく用いられます。

 

 


 

医療用ステンレスとは(サージカルステンレス)

一般的に医療用のメスやはさみ、ボルトに使用されるステンレスのことです。
SUS316L,316LVM,SUS420J2,431,440,SUS630等があげられます。